シリーズ人生に役立つ二宮金次郎の教え（その11）

～“金次郎の聖地小田原を巡る旅”を企画～

9月8日に、二宮金次郎の聖地である小田原を巡る旅を企画し、30名ほどに参加いただきました。小田原は相模湾に面し、箱根山系の山々に囲まれた風光明媚な場所で、北条氏が築いた小田原城が歴史と文化を象徴しています。二宮金次郎はこの小田原の栢山村で生まれ育ちました。

旅ではまず、報徳二宮神社を参拝しました。この神社は1894年に建てられ、小田原城の近くに位置し、自然に囲まれた静かな場所です。境内には「きんじろうカフェ」やレストラン「食楽庵報徳」があり、四季折々の景色を楽しみながら小田原漁港の鮮魚や季節の食材を使用した料理を味わうことができます。

次に訪れたのは小田原市立尊徳記念館です。この記念館は栢山にあり、二宮金次郎の生涯や業績を学ぶことができます。記念館には二宮金次郎の生家も隣接しており、展示室や体験実習室では金次郎の精神や偉業を深く理解できる工夫がされています。特に、二宮金次郎の生涯を紹介する30分ほどのアニメは、金次郎の教えを理解するのに役立ちました。

最後に、町田市相原町を拠点とする演出家の伊勢谷宣仁先生が手掛けたオペラショウ「裸の金次郎」を観劇しました。このオペラは二宮金次郎の生涯を描いたもので、クラシック音楽とテクノミュージックを融合させた新しい形式のオペラです。9月8日に小田原市の三の丸ホールで初演され、多くの人々に感動を与えていました。

この旅を通じて、参加者は二宮金次郎の精神や歴史に触れ、学びを深めることができました。興味があれば、ぜひ訪れてみてください。また、2025年1月22日の夜には、二宮金次郎の生涯とその教えをコーラスで表現したショーを開催する予定です。私も金次郎として一生懸命歌いますので応援よろしくお願いします。（※1月22日はコーラスショーから映画上映会に変更となりました）

（町声レポート2024年8月号より　執筆者：町田市議会議員　おぜき重太郎）