相原駅周辺の道路事業について

~相原駅東口アクセス路の完成目標が示される~

 大戸踏切立体化事業や相原駅東口アクセス路など相原駅周辺の道路事業については、市議会で継続的に質問してきました。
 道路が通ることで生活における利便性は高まりますが、一方で生活環境が大きく変わるため住民の皆さまは進捗状況を知りたがっています。また、沿道の地権者の皆さまのご理解も丁寧に得ていく必要があります。そこで6月議会において町田市の把握している進捗状況を改めて確認してきました。
相原駅東口まちづくり

【6月議会の答弁(市の回答)

大戸踏切立体化事業(東京都の事業)について

 事業認可が2021年3月から2028年3月まで7年延伸されました。東京都に確認したところ用地取得は2021年3月時点で約30%を達成しており、今後は仮設道路の整備に着手すると聞いています。

相原駅東口アクセス路整備事業について

 2020年3月に策定した「町田市相原駅東口地区まちづくり構想」に基づき、便利で賑わいのある街を目指し、町田街道と駅東口を結ぶ新たなアクセス路として幅員12mの道路と幅員6mの道路を整備します。

◆幅員12m道路について

 町田相原郵便局前の相原仲町子ども広場付近に新たな交差点を設置し、駅東口と町田街道を軸となる道路として結びます。幅員12mの道路工事から優先して行い、相原仲町子ども広場付近から駅東口へ向かって工事を進めて行きたいと考えております。 12mの道路では、商業機能や賑わいを創出できるように電柱のないゆとりある歩行空間を確保して参ります。なお、2020年度から用地取得に着手しており、一部の地権者の方々と協議を重ね、土地の提供にご協力頂きました。用地取得率は2021年3月時点で約9%です。
仲町子ども広場
相原駅東口アクセス路の起点となる予定の相原仲町子ども広場
 (2021年8月29日撮影:おぜき重太郎)

◆幅員6m道路について

 相原駅周辺と町田街道へ続く側道を結ぶネットワークとして、既存の道路を拡幅し、安心して移動できるよう整備して参ります。

無電柱化について

 下水道、水道、電気、通信などの占用企業者等と協議を進め、調整会議を2020年11月、2021年2月に開催し、各企業者の占用位置や、無電柱化事業の際に設置する配電盤などの地上機器の位置を概ね決定しました。また、無電柱化にする際に必要となる警視庁との協議を、2021年3月に完了しました。

相原駅東口の駅前広場について

 地域の活性化に繋がるようイベントなどでも利用できる広場として整備する予定です。
 今後は大戸踏切立体化事業と連携し。20283月の完成を目指して参ります
相原駅東口駅前広場
町田市が整備を目指す相原駅東口
(2021年8月29日撮影:おぜき重太郎)
重太郎
今回の議会答弁で相原駅東口アクセス路の完成目標を2028年3月に設定することがはじめて示されました。
 2028年というと、7年も先か、とお感じになるかもしれませんが町田市として何とか市民の皆さまに完成の見通しを示そうと決意を表明したものと受け止めてます。
 道路事業は、実際に時間がかかるうえ、地権者の皆さま、地域の皆さまのご理解があってはじめて円滑に成り立つものです。
 引き続き地域の調和を大切にしながら皆さまの声を町田市へお届けして参ります。
(議会レポート6月号より転載 執筆者:おぜき重太郎)

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