Nature Factory 東京町田でしか味わえない魅力づくりを!

~2024年度の成果とこれから~

◎これまでの取り組み

Nature Factory東京町田(旧・大地沢青少年センター)は、青少年向けの施設として町田市が直接運営していましたが、2023年度より、民間事業者が町田市から委託を受けて施設を管理する指定管理者制度に移行しました。このことで、名称が変わるだけでなく、自然体験を軸に多世代が楽しめる施設へと進化しています。

施設の運営を担当するのは…
自然体験プログラムに定評があるNPO法人 国際自然大学校 さん!

重太郎は、町田市議会での議会質問を通じて新たな利用者獲得や、満足度の向上、経費削減や地産地消など、施設の活用と魅力向上についての提案を続けて参りました。
2025年9月議会の質問では、2024年度の取り組みの成果や、発展するための道筋について確認や提案をしています。

Nature Factory 東京町田の本館前にて

◎2024年度の成果は?

Nature Factory 東京町田をより魅力的なものにするために、重太郎は、いつも4つのポイントを意識しながら質問しています。そのポイントをご紹介しつつ、2024年度の成果についてご報告いたします!

【魅力up に必要な4つのポイント】

① 利用者数は増えているか【グラフ1】
2024年度の利用者数は、宿泊施設8,723人、日帰り施設33,762人、合計42,485人でした。前年度より、5,734人増えました。
余談ですが利用者アンケートでは、満足度99.1%という高評価を得ており、「自然の中で子どもが夢中になって遊べる」
「スタッフの対応が良い」といった声が寄せられています。
② 経費は節減され、収入は増えているか【グラフ2】
指定管理者制度の導入により年間約3,500万円の経費削減が実現しました。また、利用者増に伴い施設利用料収入は、前年比で約101万円増加して978万円でした。
利用料金収入は、指定管理者にとって貴重な収入源です。利用料金収入が増え指定管理者の経営が安定することで、より魅力的なサービスの提供につながるものと期待しています。
③ 町田産の美味しいものは提供されているか【写真1】
Nature Factory 東京町田の大自然を、地元・町田産の野菜や薪で楽しめたらより素晴らしいことだと思います。町田産のものを優先的に活用したイベント、「ピザ窯・燻製箱利用講習会」や「アウトドアクッキング」は大人気だったとのことです。
④ 新たなファンは増えているか【写真2】
親子で防災を学ぶキャンプイベントや、宿泊型イベント「森のようちえん」など新たな取り組みが好評とのことでした。
この他にもシェアサイクルのポートをNature Factory 東京町田に設置して自転車で訪れることができるようにしたり、SNSを活用して情報発信の強化に努めたとのことです。

Nature Factory 東京町田の利用者数・利用料金収入の推移、イベントの写真

◎さらなる魅力upのために

独立行政法人 国立青少年教育振興機構の調査によると「2010年代を通じて、子供の自然体験の一部に、やや減少傾向がみられ」る一方で「自然体験が多い子供ほど、自己肯定感が高く、自立的行動習慣が身についている傾向がある」とのことです。Nature Factory 東京町田が、さらに魅力あふれる施設となるように、教育委員会や大学など教育機関とも連携を深めながら「自己肯定感・自立的行動」につながる身になるプログラムを開発できないか調査・研究をしていきたいと考えます。

重太郎のコメント:Nature Factory 東京町田は、効率的な施設運営と、利用者の満足度向上を両立しながら、地域資源を活かした魅力的な施設へと進化しています。ここでなければ体験できない自然を生かしたプログラムで利用者の皆様に充実した時間を過ごしていただき、心と身体を元気にしていただきたいです!

出典:独立行政法人国立青少年教育振興機構 青少年教育研究センター 青少年の体験活動等に関する意識調査(令和元年度調査)~心身の諸側面、社会経済的背景との関係~ https://www.niye.go.jp/pdf/210719.pdf

(議会レポート2025年6月号(広域版)より 執筆者:おぜき重太郎)