乾燥の季節です。火事に注意しましょう!

~町田市相原町で住宅火災が複数発生しました~

2024年11月19日午前4時半ごろ、町田市相原町で住宅火災が発生し死者が出ました。町田市のHPによると、東京消防庁管内で11月に発生した住宅火災による死者は13人に上り、1988年以来36年ぶりの大きな被害とのことです。

また、2024年12月22日午後8時半ごろには、再び相原町で住宅火災が発生しました。この火事では幸いなことに死者は出ませんでした。しかし火は周辺の住宅に燃え広がり、合計5軒が焼けました。

12月から4月にかけては、暖房器具を使用する機会が増える上、空気が乾燥するので火災が発生しやすくなる時期のため強盗対策のみならず火災にも注意が必要です。

町田市は、HPで緊急の注意喚起
住宅火災で死者が出たこともあり、町田市はHPで、【緊急】住宅火災による死者が急増中 -STOP! 住宅火災-といったページを作成しました。このHPには火災による月別の死者数や、主な出火原因などが掲載されていました。

注意喚起は大切ですが、このHPだけでは、具体的にどのような過程で火災が発生し、何に注意したら良いのか分からなかったので、さまざまな自治体のHPを研究して、町田市のHPを補完する記事を書くことにしました。

住宅火災の出火原因内訳
東京消防庁が発表している出火原因ですが、住宅火災の出火原因は、1位:たばこ25.5%、2位:ストーブ12.2%、3位:放火9.7%、 4位:ロウソク5.5%、5位:コンロ5.0%、 6位:コード3.0%となっています。

今回は、この中から、住宅火災の発生原因として多いたばことストーブに注目してみます。

東京都内の主な出火原因の円グラフ

今の時代でも住宅火災の原因1位は“たばこ”!
厚生労働省によると、令和5年度の喫煙率は15.7%とのことですが、喫煙率が減少傾向にあるこのご時世でも住宅火災の原因の1位は“たばこ”でした。

昔から寝たばこは危険と言われてますが、多いのは、布団でたばこを吸っていて、そのまま居眠り…そして、たばこの火種が布団などに落下してしまい、火災につながるというケースです。自分は20年前にたばこをやめ、たばこに縁が無かったのですが、今でもたばこが原因1位ということを知り驚きました。

布団や座布団に落ちた火種は、炎の立たない無炎燃焼として広がっていきます。時間が経ってから紙類などに燃え移り、炎が立ち上がるパターンもあり、そのタイムラグから「消したはずなのに」と驚く方も多いそうです。

また、灰皿に溜まった吸い殻を、他のごみと一緒に捨てていたところ、吸い殻に火が残っており、その火がごみ箱内の紙屑に着火し,火災となったケースもあるそうで、昔の人が言うように寝たばこはやめ、灰皿にはしっかり水をかけ、念入りに消火しましょう。(参考:さいたま市HP・京都市HP)

堺市消防局がYouTubeで公開している座布団燃焼実験の様子です

堺市消防局がYouTubeで公開している座布団燃焼実験の様子です

原因2位はストーブ!近くに衣類を置いたり、洗濯物を干したりしないようにしましょう!
東京消防庁によると、ストーブ火災の内、73.3%が電気ストーブで圧倒的に電気ストーブによる火災が多いです。しかし、ストーブ火災の原因の多くは使用者の不注意や不適切な取扱いによるとされています。

ストーブ火災では、周りにある布団や衣類など燃えやすいものに着火したケースが55%を占めています。例えば寝ながらストーブをつけていて、布団の端がストーブに接触して燃えた、洗濯物を速く乾かそうとストーブの上にかけていたところ洗濯物が落ちてストーブにかかり火災となった、などちょっとした不注意で火災につながってしまったケースもあります。言うまでもなく、ストーブをつけたままの就寝や外出はとても危険です。

また、石油ストーブに火をつけたまま給油を行い、漏れた灯油がストーブの火が燃え移って火災となったケースや、ストーブ近くに置いてあったスプレー缶が熱で破裂し火災につながったケースなどもあるので注意しましょう。

 

おぜき重太郎

今回は、火災に至った具体例をご紹介しました。ところで、意外なところではロウソクが住宅火災の原因の第4位になっています。ロウソクから燃えうつる原因には、倒れる・(衣服などに)触れる・短くなる(予期せぬものに燃え移る)など様々あるようですが、ロウソクは裸火なので、目を離すのは危険です。実家で年末年始を過ごしお仏壇に手を合わされる方などはどうぞご注意ください。

(議会レポート2024年11月号より 執筆者:町田市議会議員 おぜき重太郎)