若者と一緒に考え、投票率向上を目指そう!
“選挙啓発バースデーカード”のデザインが一新!リスのデザインに!
選挙啓発バースデーカードをご存知ですか?町田市内在住で18歳を迎えると、町田市の選挙管理委員会から送られてくるバースデーカードです。48歳の私には送られて来ませんが、2003年からはじまり年間約4,000人の方に送付されてます。実はこの選挙啓発バースデーカードですが、このたびデザインを一新しました。このデザインの一新にあたっては、18歳から20代の町田市にゆかりのある若者8名が企画メンバーとして参加しています。若年が選挙に関心を持つキッカケを若者自身が考えカタチにしたものです。
【参考:近隣市の事例】
若年層の投票率upは全国的な課題です。例えばお隣相模原市では、選挙啓発キャラクターのアップくんからバースデーカードが届きます。また八王子市では選挙のPRに若者に人気のご当地アイドル8princessを起用し、啓発ポスターを作成するなど、各市それぞれ工夫を凝らしています。
2025年は選挙イヤー
ところで、今年2025年は、“選挙イヤー”といわれています。国・都・市…町田市では、これから1年の間に3つも(衆議院解散の場合は4つ)選挙が予定されています。せっかく新しくデザインした可愛らしいバースデーカードです。新しい有権者の皆さまが選挙に行くきっかけとなり、投票率upにつながればと思います。
もう一つの課題。20代の投票率低下
選挙啓発バースデーカードは、18歳の方に贈られるのですが、実は課題として20代が一番投票率が低いという事実があります。比較的最近行われた2024年7月7日の東京都知事選挙では、10代が53.98%、30代が54.74%とそれほど変わらないのですが、20代は43.43%と突出して低い投票率でした。10代から20代にかけて投票率を落とさない取り組みも必要です。
私は議会で駅や大型ショッピングセンターに投票所を設置することを提案していますが、そういった投票環境の整備だけでなく、大学や企業とも連携し、社会全体で投票を促していく活動も大切と考えます。また、時代にあわせ選挙が行われることをSNS広告で周知するなど、あたらしいカタチの啓発活動を若者と一緒に検討できたらと考えます。
「どの候補者に投票して良いか分からない」といった声は、政治家側の反省点です。実現可能な公約か根拠を示し、達成に時間がかかるものに対しては、その理由や抱えている課題を明確にする必要があります。また、当選後のアフターフォローも大切で、任期中に取り組んでいることをこまめに報告する姿勢を示すことが大切と考えます。
(町声レポート2025年1月号より 執筆者:町田市議会議員 おぜき重太郎)