木を活かすまち、町田を目指して~「まちだの木」活用プロジェクトとは?~
10月27日~31日、町田市庁舎1階イベントスタジオで「まちだの木活用プロジェクト」の展示イベントが開催されました。町田市が管理する里山から出た竹木や街路樹の伐採木を、廃棄せず再生して活かす取り組みを紹介しており、会場は木のぬくもりに包まれていました。

町田市では、里山の管理や街路樹更新計画にともない伐採された竹木が、毎年多数発生しています。これらは廃棄処分やバイオマスの燃料として引き取られるケースが多いですが「捨てるより活かしたい」という思いもあり再利用を模索しています。その一例が、家具メーカー飛騨産業との協定による取り組みです。伐採木をテーブルや椅子に再生し、市庁舎2階の食堂でも使われています。まだ本格的な活用には至っていませんが、こうした試みは活用の第一歩だと思います。

イベント会場では、町田市の道路維持課さんが制作した木製ワンコ「イジカちゃん」が置いてあり、実際に乗ってみました。お子様など喜ぶのではないかと思います。しっかりした作りで、手ざわりや座り心地がよく、落ち着きといいますか、木の魅力を実感しました。
ワークショップ(キーホルダーやアロマウッドづくり)もありましたが、今回は参加できず…。それでも展示を通じて、木材活用の可能性と市の取り組みへの共感が深まりました。

◎重太郎のコメント
まちだの木の活用は、とても意義ある取り組みだと思います。ぜひ応援していきたいです。ただ、家具一つつくるにもコスト面で課題があり、どこで活用するかも検討が必要です。さらに街路樹は種類が多く、それぞれの特性に合わせた使い方を考えることも必要です。こうした現状や今後の計画について、議会でも前向きに話し合っていければと思います。
(議会レポート2025年7月号(広域版)より 執筆者:おぜき重太郎)
