市政報告会を開催しました(その3)

市政報告会を開催しました(6月28日)。市政報告会でお話した内容を3回に分けて、議会レポートでも報告いたします(その1)。3回目となる今回は、相原駅西口の交通広場(一般車両の滞留問題)と多摩境駅周辺の美化です。

市政報告会の様子です。

市政報告会の様子です。

① 相原駅西口の交通広場 の課題

朝晩・雨天などに一般車両が滞留する問題

相原駅西口の交通広場は、オープン当初から朝晩や雨の日に、送り迎えの一般車両が広場に滞留してしまう問題が指摘されていました。
問題の原因は広場の構造にあると考えます。送り迎えする方からすれば「広場はこんなに広いのに、どうして橋本駅北口のような一般車の乗降場がつくれないのか」また、近隣住民からは滞留車両のみならず「広場内に、乱停車する車両で車の出入りが危険」といった声が寄せられていました。

相原駅西口車両滞留問題の現況写真です。

相原駅西口車両滞留問題の現況写真です。

この課題にどのように向き合ってきたのか

地元町内会から改善のご要望をいただき、まずは町内会・町田市役所・南大沢警察署の三者協議の場を整えました。そして、より多数の市民の声を町田市に届ける必要があると考え、町内会からは町田市に要望書を出していただきました。さらに、町田市議会で質問をし、公の場でこの問題を取り上げました。
その結果、町田市役所が警察署や交通事業者(バス・タクシー会社)と改善策の検討や調整することとなり、2025年9月2日 12時に交通広場の利用方法を変更(再配置)することが決まりました

相原駅西口車両滞留問題解決フローです。

9月2日 12時 に交通広場の利用方法が変わります

近々、看板の設置や(相原地区の)町内会ではお知らせがあると思います。ここは紙面の都合で、“再配置”のポイントを2点ご報告いたします。
まずは、乱駐停車の原因である右側駐車を抑制するため、①ゼブラの区画線と②ソフトコーンを入れます。加えて、タクシーと一般車の乗降場所を入れ替えます。変更後は③が一般車の乗降場、④がタクシーの乗降場です。一般車の乗降スペースは以前より広く取れるようになりました。

相原駅西口車両滞留問題のbefore_afterです。

重太郎のコメント:大きな変更であればあるほど、議員一人の力だけでカタチにすることは難しいものです。今回は、地元や各機関のご協力で一定の改善案をお示しすることができました。感謝申し上げます。

② 多摩境駅周辺の美化問題

多摩境駅周辺の魅力と私の関わり

多摩境駅は、町田市内、唯一の京王線の駅です。周囲は小山内裏公園はじめ公園や緑地に恵まれ、自然豊かなエリアです。そのうえ商業施設も揃っているので、なにかと便利。私自身もお買物や朝のご挨拶などでお世話になっています。地域の皆様と関わりをもち、地域の課題についてご相談をいただく機会があるのは、私自身とても有難いことだと思っています。

多摩境駅西口の広場。1階は歩行空間。2階部分は車両が入る交通広場になっています。

多摩境駅西口の広場。1階は歩行空間。2階部分は車両が入る交通広場になっています。

多摩境駅周辺 路上喫煙・ポイ捨ての問題

かつて多摩境駅西口周辺では路上喫煙やポイ捨てが多く、多摩境駅で街頭活動を行うと「路上喫煙をなんとかしてください!」
「あのポイ捨てなんとかならないの?」といったお叱りをたびたび受けていました。多摩境駅はピロティと呼ばれる半地下構造なので煙がこもりやすかったのだと思います。また、広場でお酒を飲んでゴミをそのまま放置していくケースも散見されました。

ポイ捨てのイメージ画像です。

この課題にどのように向き合ってきたのか

複数の市民の方からの要望を受け、私はこの問題の解決を決意しました。まずはリサーチを開始。すると、町田市には「町田市あきかん・吸い殻等に関する条例」があり、町田市が区域を指定するとポイ捨てや路上喫煙を禁止するできることを知りました。そこで私は、町田市役所の担当課に、多摩境駅周辺を区域指定して、ポイ捨てと路上喫煙を禁止するようお願いしました。
しかし、こういった地域全体の問題については議員一人だけが要望しても物事は進展しません。地域住民からも声をあげていただく必要性を感じました。
そこで私は、この問題を広く住民の皆さまに知ってもらおうと考え、町田市議会の本会議でこの問題を取り上げ、町田市にこの問題にどう向き合うのか質問をし、その結果は議会レポートにまとめ地域に配布したのでした。
そうしたところ、多くの市民の方がレポートに目に止めてくださり、地域の皆様が、町田市長が臨席する市政懇談会の場で、声(要望)をあげてくださいました。
その結果、区域指定の検討や喫煙所の設置が決まり多摩境駅と南町田グランベリーパーク駅周辺で路上喫煙とポイ捨ては禁止となりました。そして毎週、巡視員さんが見回りをしてくれるようになりました。

多摩境駅問題解決フローです。

多摩境駅周辺は、ポイ捨てと路上喫煙が禁止になりました。

多摩境駅周辺は、ポイ捨てと路上喫煙が禁止になりました。

禁止だけではなく 地域と美化活動を続ける大切さ

多摩境駅周辺でポイ捨てや路上喫煙を禁止となりましたが、嬉しい副産物がありました。それは、多摩境駅や区域指定されている各駅で、毎年、美化キャンペーンが開催されていることです。そこでは、小中学生が地球環境を思い描いたポスターが啓発グッズのイラストに採用されています!

毎年1回、多摩境駅周辺では、美化キャンペーンが開催されています

毎年1回、多摩境駅周辺では、美化キャンペーンが開催されています。

重太郎のコメント:環境美化は、ポイ捨てや路上喫煙を禁止して終わりではありません。子どもも大人も一緒になって自分たちが使う駅を綺麗に使おうと思う心を養うことが大切と考えます。美化キャンペーンは、その役割を担う大切なイベントです。これからも継続していきましょう。

東京町田東ロータリークラブ主催の地球環境保全ポスター展の入賞作品がウエットティッシュに!

東京町田東ロータリークラブ主催の地球環境保全ポスター展の入賞作品がウエットティッシュに!

(議会レポート2025年8月号(広域版)より 執筆者:おぜき重太郎)