いよいよ工事着手!大戸踏切の立体交差化事業

目指すは渋滞緩和!

大戸踏切は自動車交通量が多い!
町田市相原町にある大戸踏切は、圏央道 相模原IC と町田市を結ぶ重要な交通インフラです。しかし渋滞解消が長年の課題でした。(過去の議会質問

踏切の課題には開かずの踏切・自動車などが流れにくい踏切・事故多発踏切などの種類があります。 大戸踏切の自動車交通量は1日当たり1万台を超え、自動車ボトルネック踏切と呼ばれる渋滞が発生しやすい踏切です。

多摩地域で車の通行量が多い踏切5つをリストアップしました。

アンダーパスで渋滞解消!
大戸踏切の立体交差化事業は、町田街道がJR横浜線の地下を通るアンダーパス化することで、交通渋滞の解消を図るものです。事業延長は約580m、幅員は18m~32.5mと長く広い区間が工事の対象です。イメージしやすいように、下に完成形の計画平面図を添付しました。

大戸踏切立体交差の計画平面図です。

今回はじまる工事は「仮道」づくり!
アンダーパス工事は、大戸踏切を通行止めにして行いますが、人や車の通行を妨げないようにするため線路の北側(相原駅側)に仮道をつくります。2025年4月からは仮道の東側で工事が始まり、この仮道工事は、5年かかる見込みです。

大戸踏切のアンダーパス化の工事に際して仮道を通すのですが、その線形を図示します。

大戸踏切立体交差化の工事の流れについて図示します。

おぜき重太郎

工事の事業認可が下りたのが2014年です。議会などを通じて10年間、この問題に関わってきました。一部の区間とはいえ初めて工事がはじまりとても嬉しいです。 いつ完成するかは、用地買収がまだの場所もあり、確定的なことは言えません。しかし東京都(南多摩東部建設事務所)は、トータル15年後の完成を目指していると説明しています。時間がかかる大事業ですが、完成を心待ちにしています。

(町声レポート2025年2月号より 執筆者:おぜき重太郎)