3月議会の一般質問について②

~地域課題を丁寧に取り上げます~

質問1. 相原駅東口駅前広場整備に伴う駅前拠点の整備について
相原駅では、現在、駅前には市営駐輪場、交番、飲食店、商店、民間駐車場などの土地利用がありますが、住民の皆様のニーズに対応できているかというと不十分な点があります。重太郎は市有地や民間の力を一体的に活用した“まちづくり”によって、今後、相原駅周辺が町田市の東の玄関口として発展するチャンスがあると考えています。
重太郎の質問:駅東口の駅前拠点整備にあたり、駅前の自転車駐輪場や線路沿いの市有地についてどのような活用を考えていますか。
都市整備担当部長の答弁:駅東口周辺において、町田市が持つ2つの市有地については現在、駅東口自転車駐車場および堺市民センターの臨時駐車場として利用しています。そのため、用地の利活用につきましては、慎重に検討する必要があると考えています。今後、東口駅前広場街区の一体的な土地利用の検討と合わせて、地域や駅利用者の声を伺いながら、まちづくりにおいて最適な活用方法を検討していきたいと考えています。
重太郎の感じたこと:町田市のいう「東口駅前広場街区の一体的な土地利用の検討」という言葉に着目をしたいと思います。町田市は賑わいをもたらし住民の利便性を高める東口駅前広場街区の“拠点性”向上に力を尽くしてしてほしいと思います。
質問2. 大戸踏切立体交差及び道路拡幅事業に伴う相原駅西側の商業施設の状況について
町田市内には“買い物空白地区”ともいうべきお買い物しにくいエリアが散見されます。高齢化が進むことによってこの問題はさらに顕在化する可能性があるので、今の段階から生活必需品を取り扱う商業施設を誘致するためのインセンティブ制度を検討する必要があると重太郎は考えます。
重太郎の質問:相原駅西側が買い物空白地区となった場合、高齢者や身体が不自由な方は買い物ができなくなってしまいます。市が出来る支援はないですか。
都市づくり部長の答弁:町田市では、買い物に不便を感じている高齢者を支援することを目的に「町田の買い物支援に関する社会資源」の冊子を作成しています。この冊子には市内全域の電話注文で宅配してくれる店舗や移動販売を行っている店舗など、相原地域を含む101件の情報を掲載しています。
このほか、自分で買い物に行きたいと希望する方への支援として、相原地区では、現在2箇所で、地域住民と事業者が協働して、移動が困難な高齢者等を対象に近隣のショッピングセンターまでの送迎を実施しています。
重太郎の感じたこと:町田市は、特定の企業だけを優遇する制度は好ましくないという考えでした。しかし市民生活に必要な施設を誘致する仕組みはあって然るべきです。良い回答は頂けませんでしたが引き続きご理解頂けるよう努力します。
質問3. 町田市新たな学校づくり推進計画における特別支援学級の環境整備について
町田市で特別支援学級に在籍する児童・生徒数は1998年度と2019年度を比較すると小学校では約3倍、中学校では約4倍と増加傾向にあります。 
 町田市教育委員会も特別支援学級を整備したい考えを持っていますが教室の確保や予算など乗り越えなければならない課題も多くあるようです。今回は率直に地域の保護者の声をお届けすることを優先に考えました。
重太郎の質問:学校統廃合の予定が無く、特別支援学級のない学校については、どのように考えてますか。小山中学校に特別支援学級が無いことを心配されている市民の声も届いているのでこの点について確認させて頂きたい。
学校教育部長の答弁:小山中学校の場合は、現状では堺中学校あるいは忠生中学校を進学先としてご案内しております。小山中学校についてですが、現状生徒数が840名以上と非常に多く、1学年のクラス数が7から9クラスあり、特別支援学級を開設するための空き教室の確保が難しい状況です。今後の生徒数の減少により、教室が確保できる見込みが立てば、特別支援学級の整備についても検討は出来ると考えております。
重太郎の感じたこと:小山中の特別支援学級整備について否定しませんでした。早期整備実現に向けた検討を要望したいと思います。
(議会レポート2022年3月号:執筆者 おぜき重太郎)
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