9月議会がはじまります
~これから質問する一般質問をご紹介~
1. ナラ枯れについて
ナラ枯れって何?:“カシノナガキクイムシ”という昆虫は、ナラの木などの幹に穿孔して暮らすそうですが、この昆虫と共生しているナラ菌が樹木内にまん延し、樹⽊が通⽔障害を起こして枯死する病気です。
地元でこんな問題が!:このナラ枯れは全国的に広がっており、令和3年度の速報値では東京都でも3,100㎡発生、前年度比280%と急拡大しています。
地元でもナラ枯れをおこした樹木が散見され、(市有地か民地かで対応が変わるのですが)町田市に対し支援を求める声が高まっていました。
質問項目1:町田市内におけるナラ枯れ対策の強化を求めて
(1)町田市の公園・緑地のナラ枯れについて、どのように現状を捉え、どのような課題があると認識しているのか。
(2)ナラ枯れ対策に国や東京都の補助制度を活用すべきであると考えるが、どのように考えているのか。
(3)民間の土地において、ナラ枯れした樹木の伐採費用等の支援を求める声に、どのような対応ができるのか。
重太郎:ナラ枯れが発生し、樹木の伐採となると費用面で大きな負担が発生します。自分の土地の樹木は自分で処理するのは大原則ですがナラ枯れは日本全体に広がる樹木の伝染病です。それを防ぐ手立てや支援策を市が考えていくことは大切なことです。
2. クールスポットについて
続く猛暑日:今年の夏も暑かったですね。気象庁のデータによると、お隣の八王子市では35℃以上の猛暑日が16日もあり、最高気温が38.5℃を観測したそうです。国土交通省のHPにも「都市空間において夏季の猛暑への対策が社会的課題」と記載がありました。
東京都の助成制度:町田市でも市民の皆さんの健康を守るために暑熱対策が必要ではないかと考え調べたところ、東京都の事業に「クールスポット創出支援事業」というものがありました。これは東京2020大会へ向けて暑熱対応設備設置に対する助成制度で、オリパラが終わった今、もはや無くなった助成制度でした。
猛暑日でも憩える場所を!:オリパラは終わっても、東京のヒートアイランド現象は終わりません。そう考え調査を続けていたところ、同じく東京都の「地域環境力活性化事業」も駅周辺や公園でのクールスポット創出に活用できる可能性があると聞き、今回、町田市に質問することにしました。
質問項目2: 町田市内にクールスポットの整備を求めて
(1)町田市内の駅周辺や公園などで暑熱対策設備を設置した例はあるのか。
(2)東京都の地域環境力活性化事業を活用して、町田市内にクールスポットを設置してはどうか。
重太郎:環境省の「まちなかの暑さ対策ガイドライン」では、暑さ対策として日除け・緑化・微細ミストなど様々な技術が紹介されていました。この質問によって町田市のヒートアイランド対策が進展するよう頑張りたいと思います。
3. 相原駅のエスカレーターについて
アンケートは終了!:議会レポートの5月号で、相原駅のエスカレーターを“上り専用”にするか“今のまま”で良いかアンケートを実施する旨、ご報告しました。アンケートは7月6日~31日に実施され、終了しています。
町田市は結果や方向性の説明を:私もこのアンケート結果を非常に気にしており、9月議会の一般質問で通告しましたが、地元住民の皆さまからも、アンケート結果や町田市の方向性に関する回答を公開を求める声が届いていました。今回の一般質問を通じて確認して参ります。
地元要望も届ける!:併せて、もともとの地元要望であるエスカレーターの双方化についても議場で訴えて来たいと思っています。
質問項目3:相原駅自由通路のエスカレーターについて
(1)上り下り方向の運転切り替えについて、どのように現状を把握し、どのような課題があるのか。
(2)アンケートの結果は。その結果をどのように反映していくのか。
(3)上り下りの各方向にエスカレーターの設置を求める地元の声に対して、どのように考えているのか。
重太郎:地元住民や駅の利用者の皆さまにアンケートをお願いしたのですから、結果や町田市の考えを皆さまに早くお知らせすることは当然のことと考えます。また、これから進展すると思われる相原駅東口周辺のまちづくりにあわせて、長年の地元要望であるエスカレーターの双方化についても検討してもらえないか、町田市に訴えて来たいと思っています。
4. テレワーク普及とコワーキングスペースの支援について
普及するテレワーク:新型コロナの影響で広く普及したテレワークですが、令和3年の情報通信白書にテレワークの実施状況のデータが載せられていました。2020年3月は17.6%だったものが1回目の緊急事態宣言時には56.4%、2回目でも38.4%と上昇しているとのことです。(東京商工リサーチ調査)
テレワークの良さ:テレワークの良いところは働く環境を自ら選択できることです。新型コロナがいつまでつづくか不透明な面もありますが、テレワークで完結できる仕事はテレワークで、という考え方はオフィスの維持や従業員の移動などコスト面だけでなく、働く人のワークライフバランスを考えても合理性があるように感じます。
住みやすく働きやすい町田へ:一口にテレワークといっても、様々な形態がありますが、東京都は東京テレワーク推進センターを設置し、その普及を推進しています。また、町田市内でもいくつかコワーキングスペースが開設されたとの情報も耳に入っています。
町田市での生活環境の向上のために市としてテレワークの普及やコワーキングスペースを支援しているのか確認して参ります。
質問項目4:テレワーク普及とコワーキングスペース支援について
(1)町田市内にテレワークが普及することによる効果をどのように考えているのか。
(2)町田市内のコワーキングスペースの設置状況は。
(3)コワーキングスペースへの支援策はあるのか。
重太郎:テレワークが普及・定着すれば、通勤ラッシュも緩和され、自然豊かな郊外に住むことも見直され、都市でありながら自然が残る町田市の価値はより高まります。町田市のバリューアップにつながる施策と考え積極的に推進して参ります。