3月議会がはじまります
“市議会の一般質問”とは? これから質問する内容をご紹介します
市議会には“一般質問”という時間があります。議員は一人あたり60分の時間が与えられ、市政全般に渡り自由に質問することができます。議員はこの一般質問を通じて市民の皆さまから頂いた疑問や要望にお応えするため役立てます。
3月議会では4つの質問を通告しました。地域からいただく様々なお声から選び、地元にとってプラスになりそうな事項を質問化しました。
【今回の通告内容】
1. 住民主体の支え合いによる移動支援の取り組みについて
2. ホームドアの設置について(その2)
3. Nature Factory 東京町田の指定管理者制度 導入後の利用状況について
4. 駅や大型ショッピングセンター等での期日前投票所の設置について
1. 支え合いによる移動支援の取り組みについて
増え続ける町田市の高齢者人口:町田市の高齢者人口は、2000年の50,588人から2020年には115,225人まで増加しており、さらに2040年には142,020人にまで達すると見込まれています(2020年度第1回町田市介護保険事業計画・高齢者福祉計画審議会資料「町田市内の高齢化の状況」より)。このように高齢化がさらに進む中、いくつになっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる町田市を目指すためには、通院、買い物などに必要な「移動・外出」手段を確保することが大切です。
支え合い交通 支援の拡充を求めて:本来であれば、移動には公共交通機関を利用することが一番望ましいです。しかし、「近くに路線バスのバス停がない」あるいは「急な坂道が多く、外出しにくい」といった地域が町田市にはたくさんあります。この課題を解決するために町田市は、支え合いによる移動支援(買い物バス等)を支援しています。例えば相原町の丸山団地自治会では近隣の社会福祉事業所と協働し買い物を支える無料送迎車を週1度、運行しています。
地域の輸送資源(福祉施設、教育施設、企業の送迎車両等)を活用して地域内を快適に移動しやすくする取り組みは大切ですが、発生する経費をどうしていくかが大きな課題です。町田市には「町田市支え合い交通事業補助金」制度がありますが、この制度では運転手の人件費やガソリン代は補助対象外です。法律の壁もあるようですが、更なる支援の拡充ができないかを議論して参ります。
質問項目1:住民主体の支え合いによる移動支援の取り組みについて
(1)通院や買い物等の移動が困難な市民の声を市はどのように捉えているのか
(2)市内の住民主体の支え合いによる移動支援の実態について市は把握しているのか
(3)住民主体の支え合いによる移動支援について市の見解は
(4)住民主体の支え合いによる移動支援について市は支援をしてはどうか
2. ホームドアの設置について
ホームドア早期設置の声を届ける:2023年6月議会に続き、2回目の質問です。駅ホームからの転落事故は全国的にみると2014年に3,673件 発生していたものが2021年には1,429件と大幅に減少しており、ホームドア設置が進んだ影響が大きいものと思われます。町田市内を見渡せば、2023年8月8日には横浜線成瀬駅もホームドアが供用開始となりました。町田市内すべての駅に、1日も早くホームドアが整備されれば、その分だけ多くの命が救われます。行政にとっても重要な取り組みです。継続的に町田市の取り組み状況を確認し、鉄道事業者への働きかけを続けることが大切と考え改めて質問いたします。
駅ホームの改良工事ははじまりましたが横浜線相原駅はまだホームドアの整備が完了していません。また、京王線や小田急線のホームドア早期整備につながるよう要望して参ります。
質問項目2:ホームドアの設置について(その2)
(1)相原駅のホームドアの設置状況は
(2)多摩境駅のホームドアの設置の見通しは
(3)小田急線町田駅のホームドアの設置状況は
3. Nature Factory 東京町田について
更なる魅力向上を目指して:2023年4月から、旧「大地沢青少年センター」を、NPO法人国際自然大学校などが管理・運営することになりました(指定管理者制度の導入)。それにともない名称も大地沢自然交流サイト(愛称:Nature Factory 東京町田) と変わりました。Nature Factory 東京町田は、東京に居ながら豊かな自然が体験できる町田市唯一の公共宿泊施設です。近年、コロナ禍や少子化の影響もあり利用者数減少が続いていましたが、町田市が目指す「民間活力を導入し、大地沢の魅力を活かした施設運営」がこの1年間でどのように進んだのか質問して参ります。
大地沢の豊かな自然を活用する一つのキーワードは体験”です。工夫を凝らした様々なプログラムを通じて、市民の皆様には自然を体験していただきたいです。アウトフィッター(自然や人とのかかわりの中で、人生を前向きに生きている人)を増やす取り組みはどのようなものか質問を通じて確認して参ります。