任期4年間を振り返って

 2018年3月に町田市議会議員(2期目)に着任してから、もうじき4年になります。最近は特に時間の流れの早さを感じ、あっという間に真冬になってしまい寒い日が続いておりますが、地域の皆さまは元気にお過ごしでしょうか?
重太郎はこの4年の間、市議会議員の任務を果たすために①地域の声を町田市に届けカタチになるように取り組む ②市政や自分の活動をこまめに報告するをモットーに、広く地域の声を伺うことを心掛け、また、地域の皆さまへは毎月の議会レポートにてご報告することを徹底して取り組んで参りました。
公約として掲げた内容には、医療や福祉、子育てや教育、まちづくりや道路、環境などがあり、実現できたものもあれば、奮闘中のものもあります。いずれも取り組み方を振りかえって検証し、実現に向けた改善策を練りながら取り組んでいますが、このような取り組み方ができたのは、何よりも地域の皆様や市の議会・各部局の職員とたくさんのコミュニケーションをさせて頂いたおかげだと感じています。
今回の2021年12月号は、地域の皆様への感謝を込めてカタチになったものを振り返りとしてお伝えしたいと思います。

~医療機関行のシャトルバスが開通したこと~

 2018年4月2日、八王子みなみ野駅と八王子医療センターを結ぶ無料シャトルバスが開設されました。相原駅から八王子 医療センターに行くバス開設は重太郎にとって重点公約でした。
「市にはとにかく行動をしてもらいたい」と市議会で発言したのは2016年12月の定例会です。
 その後、市の部長は医療センターにシャトルバスのお願いに行ってくれました。
医療センターも、バス会社や市役所など関係機関と調整をして、相原駅からのシャトルバスを目指しました。しかし、採算やバス会社との協議で、どうしても越えられない課題があり、結果的に相原駅から一駅隣の八王子みなみ野駅から、永生病院→みなみ野病院→そして医療センターとの共同運行のシャトルバスと いう形になりました。
重太郎:市民の声を市に気づいてもらうために病院やバス事業者、市役所と連絡を密に取り合って前に進めました。更なる利便性向上を目指します。

医療センターにて

~道路の白線を500m以上、引き直したこと~

 多摩境通りの久保ヶ谷戸から上がった「小山ヶ丘小学校西」から国道16号につながる「相原坂上」にかけて、2車線にもかかわらずセンターの白線が消えてしまい、2車線なのか1車線なのか分からず車を走行する上で大変危険との声を頂きました。
さっそく町田市役所の道路部に出向き、状況の確認とともに補修のお願いをしたところ、警察からも危険なので補修して欲しいという要望があったこともわかり、2019年2月25日に長距離にわたった補修工事が実現ました。
重太郎:市は気づいていても、市民の声がないと動かない。市民の声がいかに市に届いていないか。という事を実感しました。積極的に双方コミュニケーションを行います!

白線のなおった多摩境通り

~多摩境駅前交番開設に向け、手探りで要望したこと~

 多摩境駅前交番の開設も重点公約の一つでした。安心して生活するためにも項番の存在は大きいものです。不安に思う地域の皆さまと同じ気持ちで時間をかけて要望活動を続けて参りました。多摩境駅前交番に関しては議会質問や都議への働きかけも多く行いました。その結果、2019年の12月定例会の一般質問で交番設置に向けて具体的な検討をはじめたと答弁を得ることができました。
その後の2021年12月議会の一般質問では、スケジュール通りに行く前提で小山多摩境公園内に、2023年秋頃運用開始を想定しているとの答弁も得ています。
重太郎:最初は行政側の回答も「長らく都内で交番が新設されていない」など。つれなくて、本当にカタチになるのか不安でした。粘りづよく取り組みます!

~土砂災害に必死に取り組んだこと~

 2019年10月12日は午前中から雨脚が強く、重太郎は境川と避難施設の確認から一日をスタートしていました。その後、消防団活動で土砂崩れの一報を受けて現地へ向かい土砂の撤去作業に従事し、土砂の撤去を行って一度は詰所に戻ったのですが、水道局の方に状況を説明に行くということで随行員として現場に戻った数分後に道路が崩落してしまいタイミングが悪ければ巻き込まれているところでした。町内会館も大きなダメージを受け災害の恐ろしさを身に染みて感じました。
 台風が去った後は、崩れた道路や斜面、そして被災した町内会館を早急に復旧させることが急務でした。
何度も議会での発言や要望を出したものですが、なによりも近隣住民や地元町内会の皆様が何度もコミュケーションに時間を費やしてくださり、町田市が理解をしてくれて予算の確保等の努力をしてくれたおかげで2021年3月に完全復旧することができました。
重太郎:最初は大変でしたが次第に地元から励ましの声も頂き有難かったです。復旧して会館が綺麗になり立派な擁壁が出来たときは嬉しかったです。

土砂災害の現場復旧工事の様子土砂災害から復旧後のイメージ図

~市民が安心・快適に暮らせる河川に~
  要望を町田市以外の行政機関にも働きかけたこと

 町田市には5つの河川(鶴見川、恩田川、真光寺川、麻生川、境川)が流れていますが、この中で重太郎への要望が一番多いのは「境川」です。
主な要望は、①河川改修や護岸工事 ②被災した場所の復旧 ③河川管理(竹木の伐採、草刈など)④河川管理用通路の舗装となりますが、町田市内を流れる河川を管理している“河川管理者”は東京都と神奈川県となるため、市議会議員の立場では東京都や神奈川県に直接要望できない、というのが一番悩ましいことでした。
それでも、何かしら町田市民の声を伝えようと「境川の早期改修と令和元年台風第19号による早期復旧等に関する意見書」を市議会に提案し全員一致で可決。意見書は河川管理者に送付して頂きました。
重太郎:全員一致で可決するため、町田市議会の各会派の皆さまにご理解頂けるようコミュニケーションしています!

道路が崩落した現場

~中学校給食センター開設のこと~

町田市の中学校給食に関しては市議会でも様々な意見があり、試行錯誤を重ねて今のお弁当給食に関して無料試食会が開かれたこともありました。
中学校給食センター整備に関して、「中学校給食センター整備に関する基本的な考え方」で以下のスケジュールが示されました。
【堺エリア】2024年度(2学期予定)
【鶴川エリア】2024年度(2学期予定)
【町田・忠生・小山エリア】2025年度(1学期予定)
【南エリア】2025年度(2学期予定)
重太郎:文教社会常任委員長の自分は、委員会の議論が自由闊達、円滑に進むよう心がけ一人の議員としても給食センターがスムーズに開設できるよう皆様の声を最後までお届けして参ります。

【最後に】
重太郎:4年間の取り組みを振り返ってみると、町田市の生活の中で起こる問題や課題は、自分ひとりの力だけで解決することはない。ということがよくわかります。市民の皆様や市の職員、議会の議員それぞれと多くのコミュニケーションと検討の結果がよりよい市政につながることを痛感しております。大切なことに気づきを与えてくれた皆様に心から感謝を申し上げるとともにより積極的に活動してまいります!
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