町田駅で映画が見られる！

～まちなかシネマの取り組み～

町田に映画館がほしい！といったご要望を頂きます。例えば、町田市議会では高校生と町田市議会議員の意見交換会を例年開催してますが、こういった場でも高校生の皆さまからたびたび映画館の誘致に関する要望を頂いて来ました。
現在、町田市には南町田グランベリーパーク駅に109シネマズがありますが、確かに町田駅周辺をはじめ、他の地域には映画館がありません。
そのような中、直接的に映画館が増えたわけではありませんが、町田市は「まちなかシネマ」という事業をはじめました。屋外大型スクリーンを使用した映画上映会です。町田ターミナルプラザ市民広場で、金曜日の夜映画を上映するというものです。

重太郎の感じたこと：今回は、町田市が企画した楽しいイベントをご紹介させて頂きました。町田駅周辺から映画館がなくなり10年以上が経過しておりますが市民の皆さまからの度重なる要望を受け、このような企画が実現したのだと思います。一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

～映画館誘致のため、町田市が行ってきた施策は？～

上の記事では、屋外スクリーンを設置した映画上映会についてご紹介させて頂きました。
しかしこれでは、確かに映画は上映されたけれど映画館が町田市に出来たわけでない、と思うかもしれません。映画の上映は民間の会社が行う経済活動であり、町田市が映画館を経営することは原則できない、ということもあります。それでは、直接映画館をつくらない町田市が、町田駅周辺に映画館を誘致するために取った施策には一体どういったものがあるのでしょうか。
実は、町田市は町田駅周辺の中心市街地で、新たな賑わいと交流を創出する施設の整備を支援するため、町田市中心市街地活性化奨励制度を用意しています。固定資産税等の相当額、対象となる施設によりますが最大5億円の奨励金を交付するとしています。しかし、残念ながらこの制度を利用して映画館などを開業した実績はまだ無い、とのことです。

重太郎の感じたこと：中心市街地に賑わいをもたらすため、せっかくつくった制度です。実績がないのはもったいないです。待っているだけでなく企業に働きかけるなど実際に行動することも必要だと思いますので、今後はそういった働きにも期待致します。

（議会レポート2022年4月号　執筆者：おぜき重太郎）