「夕焼け小焼け」作曲100周年を活用したにぎわいづくり

~地域の文化資源をまちおこしに活かす! ~ 

 2023年3月議会、6月議会と続けて「夕焼け小焼け」作曲100周年を活用した相原の賑わいづくりについて質問させて頂きました。
美しい相原の夕暮れ
夕焼け小焼けの歌…日本人であれば誰しもが知っているといっても過言ではないほど有名な歌です。そして実はこの歌は1919年に作詞され、また1923年に作曲されており、今年2023年は作曲100周年の節目の年でした。

作詞をした中村雨紅は町田市相原町と縁のある方です。1917年に叔母の嫁ぎ先であった諏訪神社の宮司、中村家の養子となりました。1923年には養子縁組を解消してるのですが、町田市相原町で6年間過ごしています。

夕焼け小焼けの情景は中村雨紅が生まれた八王子市上恩方が定説となっており、決してこれを否定するものではありませんが、一時期、移り住んでいた相原町の美しい夕焼けの情景が歌に影響を与えているはずで、相原町の文化的資産として活用すべきと考えています。

町田市議会において「夕焼け小焼け」作曲100周年の記念すべき今年を契機として、相原のにぎわいづくりをして頂きたいと思い、以下のような質問をしてました。

【2023年3月議会の一般質問から】
おぜき重太郎
重太郎:「夕焼け小焼け」作曲100周年を活用して、相原のにぎわいづくりをしてはどうですか!
部長のイメージ画像
経済観光部長:「夕焼け小焼け」作曲100周年についても、この地域の力と協働した観光イベントの実施を検討して参ります。
【2023年6月議会の一般質問から】
おぜき重太郎
重太郎:相原地域と協働した観光イベントの実施について、進捗状況はどうですか!
部長のイメージ画像
経済観光部長:2023年度は、相原地域の取り組みや観光スポットを紹介する企画展を町田駅前において実施する予定です。

~実際に町田相原展が開催!デジタルサイネージも! ~ 

 結果、2023年8月21日~9月10日の間、町田モディBF1 のイベントスペースで町田相原展~相原には魅力がいっぱい~が開催されました。町田駅前ペデストリアンデッキにおいては、町田相原展の告知をデジタルサイネージで流して頂きました。この取り組みによって町田市の最西端、相原町にも観光スポット、地元産品、そして中村雨紅をはじめとした文化的資産がたくさんあることを知って頂く機会になればと思っています。
町田駅前のデジタルサイネージに町田相原展の告知を流して頂きました。
その他にも、①X(旧Twitter)やInstagramといったSNSの活用 ②相原観光エリアマップで夕焼け小焼けを紹介するなど紙面の充実 ③町田市民文学館1Fの文学サロンで展示などにも取り組んで頂くことになりました。
町田駅前のモディにて開催された町田相原展の様子です。

おぜき重太郎

重太郎:にぎわいづくりは一朝一夕に出来るものではありません。道路や駅前広場の整備推進や商業施設・病院の誘致活動、Nature Factory 東京町田といった観光資源の活用、さらに相原地元団体のまちおこし活動の支援など。それに加えて相原の文化的資産である中村雨紅を活用させて頂くなど、あらゆる手段を用いて取り組んで参ります。
(議会レポート2023年11月号より 執筆者:おぜき重太郎)