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町田市民病院の現状とこれからのバナーです。

公立病院 町田市民病院の現状とこれから

~町田市民への医療を守り抜くために~

町田市民病院はどんな病院?

町田市民病院の外観イメージ画像です。

町田市民病院は、町田市が設置した公立病院です。地域の医療の中核を担っています。

町田市民病院の特徴をまとめた図です。

◎町田市民病院の経営状況は?

町田市民病院の2024年度の決算書によると、町田市民病院の病院事業の収支は、収入136.8億円、支出152.8億円であり、16億円の純損失 が発生しました。(令和6年度(2024年度)町田市病院事業会計決算書)

町田市民病院の収入と支出です。

重太郎のコメント:物価高や医師の働き方改革などの影響で材料費や給与費など支出が増えています。これは市民病院だけではなく公立病院全体の課題と捉えています。

◎なぜ公立病院の経営は厳しい?

全国的に公立病院は、厳しい状況にあります。(一社)日本病院会など6つの病院団体が、行った緊急調査「2024年度診療報酬改定後の病院経営状況」によれば、回答のあった1731の病院のうち、61.2%の病院が経常赤字という結果でした。

公立病院経営が厳しい要因

◎公立病院の役割(存在意義)を忘れない!

厳しい経営環境ですが、公立病院には公立病院の役割があることを忘れてはいけません。市民病院は町田市民にとって絶対に必要です。経営と役割のバランスを考え町田市でできる経営努力を積み重ねていく必要があります。

公立病院の役割です。

◎町田市民病院の経営状況を改善するには?

病院経営を改善させる取り組みの一つに病床利用率の向上があります。
もちろん何よりも市民の命を守ることが最優先なのですが、町田市民病院は救急患者をしっかり受け入れて(救急応需率を向上させて)、結果的に病床利用率の向上につなげていくことも大切な取り組みと考えます。
まずは、目標(65%)に達していない救急応需率を向上できる態勢を整え、市民の皆様の安心・信頼につなげ、経営面でも安心感ある、持続可能な町田市民病院を目指して行きたいと考えます。

町田市民病院の病床利用率と救急応需率の現状です。

重太郎のコメント:市民の皆様が町田の医療に安心感を抱き、命を守るため職務に精励しているスタッフの皆様が誇りをもって働ける町田市民病院を目指し9月議会では救急の受け入れ拡充について議論して参ります。

(議会レポート2025年9月号より 執筆者:おぜき重太郎