町田市バイオエネルギーセンターって何をしてるの?

町田市バイオエネルギーセンターのことを詳しく知りたい!という声がよく寄せられます。そこで今回は、町田市バイオエネルギーセンターの能力についてお伝えしたいと思います。

~パワーアップしてリニューアル~

下小山田町
下小山田町にある旧称「町田文化リサイクルセンター」は、新施設の建設に伴い名称が新しく変わりました。
現在は、新施設となる「バイオガス化施設」が完成して試運転中です。
バイオガス化施設では、家庭から排出される生ごみや紙類を、バイオテクノロジーによって発酵させてメタンガスを生成しています。

バイオガス化施設の仕組みの説明と完成イメージ図
発酵槽の写真

~バイオテクノロジーでごみの焼却量が年間6,000t削減!~

取り出したメタンガスは、ガスエンジン発電機(250kW)4基(常用3基)に注入され、燃焼して、発電します。ここでの発電効率は30%以上となるため、焼却炉の熱を使った発電効率の20%よりもエネルギーに無駄のない高効率な発電が期待されます。
また余熱を活用して施設内の温水などで利用するため、結果として年間約6,000tのごみ焼却量を減らすことができます。
つまり、無駄に生ごみ6,000tを燃やす必要はなくなり、発生したメタンガスも発電に使い有効活用することができます!

~発電した電気から新たな収益を生むしくみ~

施設(蒸気発電も含む)の総発電量は30,492 MWh /年で、これは一般家庭の電力で比較すると、8,470件分の電力を賄える規模になります。
施設で発電した電気は、“新電力”を取り扱う会社に買い取ってもらいます。いわゆる売電です。予定では年間27千万円の買取価格を見込んでいます。

~地球にやさしい効果も~

ごみ(廃棄物)発電は、化石燃料の削減効果があり、例えば、一年間で、原油量は7,840 Kl 温室効果ガス (CO) 15,390 t の削減効果があると言われています。
バイオエネルギーセンター見学時の写真
重太郎のコメント:町田市バイオエネルギーセンターは300億円を超えるお金を投資して建設した施設です。この投資額に見合う効果(ごみ処理能力の面、環境負荷軽減の面、財政面など)を市民の皆さまに分かる形でお示しできるようしたいと考えております。
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