近隣美術大学と連携促進! 市民との交流機会を増やそう!
(仮称)町田市文化芸術のまちづくり計画策定 に魂を入れる
美術大学と言えば、絵画、彫刻などを思い浮かべることが多いと思いますが、実は、グラフィックデザインやアニメーション、最新技術を用いた映像技術など、さまざまな表現手法を用いて、時代の最先端を行く新しい文化を発信しています。
そういう意味では、美術大学の学生は、最先端の流行や文化をいち早く取り入れている、日本の文化を創造する担い手といえるでしょう。町田市としても地域としても大切に育成し・活動を支援し、その力を借りるべきではないでしょうか。
そのためには、町田市は近隣美術大学と連携を深めることが必要です。町田市が策定中である(仮称)町田市文化芸術のまちづくり計画においても、若い世代が最先端の文化を創造しようとする意欲を取り込むことで、より素晴らしい成果が期待できるものと考えます。そこで町田市と近隣美術大学と連携を求めて、2024年12月に開かれた町田市議会で一般質問をして参りました。
【いままでの経緯】
町田市議会 の 2024年6月議会 では、町田市がつくっている(仮称)町田市文化芸術のまちづくり基本計画の検討状況を
質問しました。町田市は、① 文化芸術に触れる機会の創出、② 市民主体の文化芸術の活動支援、③ 身近に文化芸術に親しめる環境づくりを推進すると答えています。
【2024年12月議会 議場でのやりとり】
重太郎の質問:(町田市は)近隣美術大学等と連携を進めてはどうでしょうか!
文化スポーツ振興部長:町田市の近隣には、玉川大学や桜美林大学、和光大学、東京造形大学、多摩美術大学、女子美術大学、昭和音楽大学など、芸術系学部のある大学が多く集まっております。例えば、竹あかりの街“あいはら”や、町田福祉園でのワークショップなどで、東京造形大学と連携を続けております。このような取組を拡げていき、近隣美術大学等との連携を深めてまいります。
重太郎のコメント:“連携を深める意欲”があることを確認できたのは良かったです。今後、どのように連携を深めていくのか僕も提案や確認をしていきたいと思います!

竹あかりの街“あいはら”…相原駅を利用する法政大、東京家政学院大、東京造形大の3つの大学と相原地域に近い多摩美術大の協力で2019年には竹あかりのイベントを実施しました。
重太郎の質問:地域住民(市民)と近隣美術大学との交流を進めてはどうでしょうか!
文化スポーツ振興部長:文化芸術活動をするためには、地域住民と、美術大学等を含めた文化芸術をする団体が交流し、コミュニケーションをとり、文化芸術活動をしやすい環境をつくっていくことが必要だと考えております。(中略)地域住民と近隣美術大学との交流が進む環境を整えてまいります。
重太郎のコメント:文化芸術のまちづくりの主役は市民です。多くの市民が近隣美大と交流できる環境を整えていただきたいと思います!
重太郎の質問:産学官と地域が協働していくための協議会を創ってはどうでしょうか!
文化スポーツ振興部長:文化芸術の施策を進めていくためには、文化芸術関係団体や経済関係団体、観光関係団体、子ども関係団体、及び地域がそれぞれ役割を持ち、協働する仕組みをつくっていくことが重要だと考えております。(中略)他市の事例も参考にしながら、町田にあった(協働する)方法を検討してまいります。
重太郎のコメント:町田市の文化振興のために、さまざまな団体が参加し、協働していくことは重要です。協議会”は一つの例として提案しました。町田市に最適な方法を模索していただければと思います!
今回の記事のまとめ:地域住民(市民)・地場産業・大学・行政が一体となって文化芸術のまちづくりを推進することが大切と考え、「産学官と地域が協働していくための仕組みづくり」を提案しました。町田市の回答も比較的前向きと感じており、これからも議場で議論を続けてまいります。
(町声レポート2024年11月号より 執筆者:おぜき重太郎)