文化芸術のチカラを、まちの活性化に活かす~町田市文化芸術のまちづくりの基本計画とは?
町田市では現在、(仮称)町田市文化芸術のまちづくり基本計画を策定中です。重太郎は 2024年6月議会で、この計画の検討状況について質問をしました。質問の答弁(町田市の回答)をご紹介しながら町田市の文化芸術のあり方について、考えてみたいと思います。
【(参考)2024年6月議会 一般質問でのやり取り】
重太郎:町田市文化芸術のまちづくり基本計画をつくるねらいはなんですか?
文化スポーツ振興部長:「いつでも、どこでも、だれでも、あらゆる文化芸術を楽しむまち」を実現するため、「(仮称)町田市文化芸術のまちづくり基本計画」を策定します。
「文化芸術に触れる機会の創出」「市民主体の文化芸術の活動支援」「身近に文化芸術に親しめる環境づくり」を推進することで、なりたい姿を目指してまいります。
重太郎:せっかく つくる基本計画です。
・市民QOL(生活の質)向上
・市内に経済的なメリット
…など、町田市民にとってプラスになる内容にしていきましょう。
市民の皆さまは、どんな文化鑑賞をしていますか?
質問の答弁から、町田市は「あらゆる文化を楽しむまち」を目指し、3つの重点項目を推進しようとしていることが分かりました。
しかし、一口に文化芸術と言ってもジャンルは多岐に渡ります。市民の皆さまは普段、どのような文化鑑賞をしているでしょうか。
2024年3月に町田市は文化芸術に関する市民意識調査を実施しています。回答で一番多かったのは「この1年間に文化施設等で文化鑑賞しなかった」方々32.6%でした。
重太郎:なぜ文化鑑賞しなかった方が32.6%いるのか町田市は深堀りしていく必要があります。この数字だけがすべてではありませんが、この数字を下げることができれば文化芸術が身近にある “まち” に近づいたと言えるかもしれません。
市民の皆さまが取り組んでいる文化芸術活動はありますか?
次に、市民の皆さまが取り組んでいる文化芸術の活動率について調査結果を見てみましょう。結果は、文化芸術活動に関心のない方が33.6%おり、また、活動したくても活動できなかった方が25.7%いることが分かりました。
重太郎:町田市を文化芸術のまちにするには、これらの方々を取り込みながら、文化芸術に親しめる“まち”にする、そんな施策を考えていく必要がありそうです。
【骨子案】町田市が考えた、4つの基本方針と施策
(仮称)町田市文化芸術のまちづくり基本計画は、どのように内容を議論し、承認をしていくのでしょうか?実は、計画案は町田市役所の文化振興課が作成し、それを外部の有識者(大学教授、文化・経済・観光団体の代表・小中学校の校長)が議論や承認する形式を採っています。2024年8月27日現在では、4つの基本方針と施策が提示されています。
重太郎:より良い基本計画となるように、有識者の声だけでなく、市民の皆さまの文化芸術に対する思いを町田市に届けたいと思っています。市民の皆さまのご意見をお待ちしています。