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メディアに連日、報道がありましたが、全国でマイナンバーの紐付けに誤りのある事案が数多く発生しました。自分の個人情報は大丈夫かと不安に駆られた市民の方は多かったと思います。
そこで政府は、デジタル庁を中心に総点検と再発防止を推進するため、マイナンバー情報総点検を実施しました。
これは、地方自治体などの紐付けを実施する機関に対し、マイナンバーの紐付け方法の実態把握調査をするものでした。
町田市もマイナンバーの紐づけ業務をしていますので、もちろん情報総点検の対象先です。政府は情報総点検の結果を踏まえ、2023年11月末を期限として、最終的な結果を公表するとしています。さて、町田市ではどうなっているのでしょうか。一体、どのように点検して、紐づけ等でミスはなかったのでしょうか。その点を確認したいと思い、9月議会で質問をして参りました。
~町田市は“点検対象自治体”ではない♪その意味は?~
マイナンバーカードの担当は町田市役所の市民部です。まず最初に、市民が一番気になる、町田市において紐づけミスが発生しているのかどうかを質問しました。すると市民部長は明確に「ミスは発生していない」と答弁しました。
まずこの点を確認できたのは良かったと思います。
続いて、政府が行ったマイナンバー情報総点検の結果についても市民部長から答弁がありました。
たまたま偶然、質問の前日にマイナンバー情報総点検の結果がデジタル庁より公表され、町田市は「点検対象自治体ではない」という結果でした。
情報総点検をしておきながら「点検対象自治体ではない」とは…?どういう意味かというと、政府はマイナンバーの紐づけのやり方をチェックしていて、そのやり方に疑義が生じた場合、個人データのすべてを点検するという方式を採っているのです。町田市は自動システムを導入しており、自動紐づけができるので問題なしとのことでした。
【2023年9月議会の一般質問より】
重太郎:マイナンバー情報の紐づけ等で町田市にミスはなかったですか!
市民部長:町田市においては、報道に見られるようなマイナンバーと預貯金口座を紐づけする「公金受取口座」のご登録や、マイナポイントを別人に付与する事案も含めて、ミスは発生しておりません。
国は、9月6日に点検対象となる自治体名等を公表しましたが、町田市は、点検対象自治体ではありませんでした。
重太郎:町田市にミスが無かったのは良かったですが、それではマイナンバー情報総点検では、どのような自治体や機関が事務手順に疑義があると判定され、公表されましたか!
市民部長:国が公表の対象とした自治体等は、マイナンバーの紐づけをする際に、住所・氏名・生年月日・性別の基本4情報のうち一部だけを用いて個人を照会し、該当者が複数いた場合(例えば名前と生年月日が同じ方など)の対応を組織で定めず、担当者の判断に任せていたため、紐づけ誤りが発生している恐れがある自治体等となります。
国は、町田市の事務手順に疑義がなかったと判定しており、この判定をもって、町田市のマイナンバー情報総点検は、完了したものと考えております。
重太郎のコメント:町田市も紐づけミスを発生させないように様々な取り組みをしています。市民の不安を取り除くためにそういったことも市民に広くPRした方が良いと提案しました。
(議会レポート2023年9月号より 執筆者:おぜき重太郎)
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