持続可能な “地域コミュニティ”を目指して!
キーワードは “負担軽減”と“無理のない範囲”
【地域コミュニティとは】
地域コミュニティとは、特定の地域に住む人々が集まり、共通の関心や目的を持って活動する団体のことです。住民同士の絆を深め、地域全体の生活の質を向上させる重要な役割を果たしています。
ところが少子高齢化や人口減少により、地域コミュニティの担い手は減少し、活動が難しくなっている現状があります。社会構造の変化に対して地域コミュニティは、どう対応していくべきなのか考えたいと思います。
【課題は負担感?】
地域コミュニティには様々な団体がありますが、一例として、町内会・自治会などがあります。町田市と法政大学が実施したアンケートでは、時間の余裕がなく役員になった時の負担感が未加入の原因となっていることが分かります。
【つながりのニーズ】
一方で、地域密着で加入するメリットがあれば地域コミュニティの存在価値は高まります。
アンケートでは防災防犯に対する関心の高さが伺えました。また、お祭りなど地域イベントを開催することも、地域のつながりの場を創出する大切な役割だと考えます。
【無理のない範囲で活動を】
地域でつながることにニーズはありますが、時代に合ったスマートな組織運営がいまの地域コミュニティに求められていると思います。
そういう意味で、デジタル化の推進や、活動・会合の見直しは、所属メンバーの負担軽減に有効だと感じてます。デジタル化の推進やワークの細分化で、一人ひとりの負担を軽減している自治会もあります。
ただ、負担軽減は組織改革でもあるので一朝一夕にはいきません。いろいろ調査しましたが特効薬も残念ながらなさそうです。なので、良いアイディアは地域コミュニティ同士で共有して、みんなでこの社会問題に立ち向かっていけたらと思います。ご自分のメンタルやお仕事、家庭が最優先で、無理のない範囲で楽しく運営できることが理想です。
私が会長を務めている地域団体では、小学生の皆さんから上履きをあずかってフィリピンに贈る事業をしていましたが私の代で終了することにしました。残念ですが活動を見直して身軽な状態で次の代に引き継ぐことも大切と考えました。