町田市に学びの多様化学校(不登校特例校)が設置!

〜まずは分教室型を2025年度に教育センター内に開設〜

不登校生徒・児童数の推移です。

町田市でも、学校を休む子どもが増えています。2023年度は、30日以上学校を休んだ小学生が519人、中学生が859人いました。これは2019年度と比べて、小学生約2.6倍中学生約1.5倍に増えています。
会報2022年8月号でも不登校の現状とフリースクールについて記事にしたことがありましたが、増加に歯止めがかかっていません)

この問題に対処するため、町田市教育委員会では「学びの多様化学校(編集者注:いわゆる不登校特例校)」を設置することにしました。この学校は、南成瀬小学校の空き校舎を活用する見込みで、2029年度に開設される予定です。

また、それに先立ち、2025年度から教育センター内に分教室型の「学びの多様化学校」を開設します。同じように、学校に行きづらい子どもたちが新しい環境で学べる場所となります。通常の学校とは違う特別なカリキュラムが用意されていて、始業時間や授業時間も柔軟に設定されています。また、学年に応じた授業をグループ等で行い、必要に応じて個別の習学支援も行います。さらに、キャリア教育や対人関係スキルの授業も予定されています。

なお、日本全体では、2024年4月時点で35校の「学びの多様化学校」があり、将来的には全国で300校に増やす計画です。
(参考)・学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧

おぜき重太郎
不登校の子どもたちが増えている現状に対し、町田市教育委員会が「学びの多様化学校」を設置するという具体的な対策を打ち出していることは、前向きな姿勢と感じ期待しています。子どもたちが安心して学べる環境を整えるための努力を、議会としても支えていけるよう頑張ります。

(町声レポート2024年7月号より 町田市議会議員 おぜき重太郎)