小山中学校に特別支援学級が新規開設

~2024年度に固定学級(知的障がい)が開設~ 

小山中学校に特別支援学級を開設してほしいという地域の要望を2022年頃から頂いていました。小山中学校には特別支援学級がないため、進学先が忠生中学校や堺中学校となり、これでは遠くて通学の負担が大きいこと、そしてそもそも特別支援学級の在籍者が増加傾向であり一部の中学校では在籍生徒数が50名を超えている実状があることから、何らかの手助けをしていきたいと考えていました。
 特別支援学級に関しては、町田市教育委員会も整備の必要性を感じており、ニーズや教員・空き教室の確保、さらに予算などを総合的に検討しながら整備計画を立てています。私も市民の負託を受けた市議ですが、私の一存で物事が決まるほど、世の中は甘くはありません。そのため、
① 担当部署である教育センターに保護者の要望をお届けする
② 議会の場で保護者から頂いた要望を教育委員会に訴える
③ 保護者の皆さんと教育センターとの間で懇談の場を設け相互理解を深める
④ 地元の議員さん達と情報共有・連携をしてこの問題に協力して取り組む
など、いくつか方針を決めて活動をしていたところ、来年度の2024年4月から小山中学校に特別支援学級の固定学級(知的障がい)が開設される運びとなりました
保護者や地元議員の皆さん、そして教育委員会のご協力を頂いて、議会質問から1年ほどで新規開設の道筋をつけることができました。皆さんの熱意が伝わったのだと思います。

 

【2022年3月議会の一般質問にて】
おぜき重太郎
重太郎:小山中学校に関して、特別支援学級がないことを心配されている、そういった市民の皆様の声も届いているのですが、その点について確認をさせてください!

市役所部長のイメージ画像

学校教育部長:小山中学校の場合は、現状では堺中学校あるいは忠生中学校を進学先としてご案内しております。小山中学校についてですが、現状生徒数が840名以上と非常に多く、1学年のクラス数が7から9クラスあり、特別支援学級を開設するための空き教室の確保が難しい状況です。今後の生徒数の減少により、教室が確保できる見込みが立てば、特別支援学級の整備についても検討は出来ると考えております。
おぜき重太郎
重太郎の思い:地域のことに関しては、対話と相互理解の精神で行政と市民をつなぎます!
(議会レポート2023年4月号より 執筆者:おぜき重太郎)