~子育て支援制度の拡充、2023年4月からスタート~
東京都は、2023年4月から高校生等を対象とした医療費助成を行う自治体に対し補助を行う方針を打ち出しました。それを受け町田市では、準備のための経費として補正予算・約1600万円を計上し、町田市議会は全員一致でこの補正予算を可決しました。高校生等が2023年4月からスムーズに医療費助成を受けられるようにシステム改修費等の準備を進めることになります。
高校生等への医療費情勢に関する事業内容です。事業開始は2023年4月から。1回200円の自己負担や所得制限があるなど、いくつか課題があります。
~町田市では1回あたり200円の自己負担、所得制限あり~
ところでこの高校生の医療費助成制度に関しては課題があります。
東京都の制度に従って医療費助成を行うと、通院1回あたり200円が自己負担、所得制限もあるのですが、23区の区部は独自にそれら負担を肩代わりする形で、自己負担や所得制限のない高校生の医療費の無償化を実現しようとしています。この点は同じ東京都民として不公平だと思います。
これに関しては、町田市議会としては委員会提出議案として「18歳までの医療費助成制度の拡充を求める意見書」を採択しました。同じ東京都民として同等のサービスを受けることが出来るよう、議会で協力して声を上げて参ります。
重太郎:子どもの医療費助成制度は、自治体間のサービスに差が出やすい制度です。財政力のある市区町村は独自にお金を上乗せすることができます。町田市も財政的に見て非常に悪い状態ではありませんが、かといって余裕があるわけではなく、上乗せする余力がありません。その点は東京都民が平等なサービスを受けられるよう東京都に対して要望活動をして行きたいと思います。
(議会レポート2022年9月号より 執筆者:おぜき重太郎)