高齢・障がい・子育て・生活困窮など、ご家庭や地域で抱える生活上の問題は多岐に渡ります。行政も様々な支援メニューを用意していますが、既存の福祉制度にあてはまらないケースや、複数の課題を同時に抱えているケースが最近増えています。
これらの課題を対処するためには、どんな相談に対しても断らずに対応できる窓口を設置し(包括的相談支援)、いただいた相談をさまざまな機関につないでいくこと(多機関協働)が大切です。
町田市で、こういった課題に対応できるのが、“まちだ福祉〇ごとサポートセンター”です。町田市内、堺(相原・小山・小山ヶ丘)と鶴川・忠生・南地域に設置されています。年間1,000件を超える包括相談を受け付けて来ました。
身近な福祉の相談窓口“まちだ福祉〇(まる)ごとサポートセンター”。行政とも連携しながら複雑化している福祉の問題に取り組んでいます。
~地域福祉コーディネーターが親身に対応!~
“まちだ福祉〇ごとサポートセンター”の安心ポイントとして、地域福祉コーディネーターの存在があります。一人ひとりの困りごとの状況に応じた支援につなげてくれる有難い存在で、どういった手続きが必要で、どこの窓口に行ったらよいかなど、地域住民が困った時にもすぐに相談できます。
私も先日、市民の方から「独居の高齢の方で、ご病気になった後、どのように暮らして行ったらよいか」といったご相談も、まちだ〇ごとサポートセンターと協力しながら対応したケースもありました。
重太郎:町田市社会福祉協議会は、地域に根差した優れた事業を行っているのですが、まだまだ市民の皆さまに知られていない実情もあります。こういった記事を通じて伝えていけたらと思います。
(町声レポート2024年6月号より 執筆者:おぜき重太郎)