【町田市】帯状疱疹ワクチンの予防接種 助成事業がはじまっています

~6月議会(補正予算についてご報告)~

「帯状疱疹が辛くて…」そういった声を時々耳にします。
帯状疱疹は、水痘(みずぼうそう)と同じく水痘・帯状疱疹ウイルスが原因の病気ですが、厚労省の資料では、水痘罹患歴のある人の約10~30%が生涯に一度は帯状疱疹を発症するそうです。町田市の資料でも、50歳を超えると発症リスクが高まり、80歳までに3人に1人が帯状疱疹を発症するとあります(参考)。
さらに、発症した人のおよそ2割が、治癒後に帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる後遺症として長期にわたる痛みが残ることが一層、日常生活に支障をきたします。
帯状疱疹の予防には予防接種が効果的ですが、今まで公費対象外の任意予防接種で、費用も1万円から4万円と高額でした。このような中、2023年度から東京都が当事業に対する市区町村への補助を開始したため、町田市においても帯状疱疹の発症予防、重症化予防及び市民の生活の質の向上を目的として、帯状疱疹ワクチンの予防接種に対する助成を実施することになりました。

ワクチンのイメージ画像 帯状疱疹のイメージ画像

帯状疱疹ワクチン 予防接種助成

対象者
50歳以上の市民(約21万人)
ワクチン
と接種回数
①生ワクチン   1回
②不活化ワクチン 2回
(1回目接種から2か月以上あけて接種)
助成額
①生ワクチン 1回あたり5,000円
②不活化ワクチン1回あたり10,000円
※町田市で費用助成が受けられるのは生涯に一度
接種場所
市内指定医療機関
助成開始
2023年7月1日

 

おぜき重太郎

重太郎:帯状疱疹の神経痛の辛さは本当によく耳にします。80歳までに3人に1人が帯状疱疹を発症するというのは驚きですが、ワクチン接種によって多くの市民の方の発症リスクが低減されることを願っています。
(議会レポート2023年6月号より 執筆者:おぜき重太郎)