~分度を立てるとは?~
二宮金次郎の重要な教えに“分度を立てる”というものがあり、誤解を恐れず簡単にいえば、①自分の収入・支出の関係をきちんと把握し、②決めた予算内で生活や運営をしていくことです。なんだ、そんなことかと思われるかもしれませんし、従来の二宮金次郎のイメージから“倹約”を奨める教えなのかと思われがちですが、重要ポイントは、予算内で生活を続けて余剰部分は将来に備えることです。そして蓄積した富は、時に運用し、時に社会に還元し、社会全体の富を増やすことです。作家の猪瀬直樹さんは分度のことを「偉大なる発明」と呼びました。人間、ちょっと油断すると分度を立てることを忘れがちです。「入るを量りて出を制す」と言いますが、常に分度を立てて“経営をしていく”感覚は、何事につけて大切なことだと考えます。



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“シリーズ 人生に役立つ二宮金次郎の教え (その5)” への1件のフィードバック
[…] ②地味でも大切な考え、“分度”。 金次郎さんの生きた時代は江戸時代後期。武士も農民も借金で首が回らない人が多かったようです。「入るをはかりて出るを制す」という言葉がありますが、簡単に言えば収入以上にお金を遣わない考え方です。少しの浮かせたお金も、何年も積み重なれば大きな金額になります。それを原資に財政再建や富を蓄積する手法です。収入に見合った支出を決める、「分度を立てる」という考え方は今の時代でも必要な感覚だと思います。 […]