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~地域包括ケアシステムとは~
わが国では、2025年に団塊世代(1947~49年生まれ)が後期高齢者になります。超高齢時代の中、どのように高齢者を支え社会を維持していくのかは避けて通れないテーマです。
国は2025年を目途に「重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らし い暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステム」を構築するとしています。
ポイントは、「高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができる」ようにすることだと思います。
~ “看護小規模多機能型居宅介護”とは? ~
看護と介護を一体的に提供するサービスです。訪問看護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせたサービスで、通い、泊まり、訪問介護、訪問看護サービスを提供します。
~地域密着型サービスの課題は? ~
国や町田市が整備を進めている地域密着型サービスですが、その整備促進は順調ではないようです。町田市いきいき長寿プラン21-23によれば看護小規模多機能型居宅介護は、公募を 6 回実施しましたが整備目標に至らず、また、利用率も低調で、認知症対応型デイサービス*(55.3%)及び、看護小規模多機能型居宅介護(66.0%)となっています。
~町田の特別養護老人ホームの事情は?~
かつては特別養護老人ホームに入居できないという声を多く頂きましたが、現在の町田市は90%の方が1年未満に入所できるようになりました。
要因として、2015年に入所条件が要介護3以上と厳しくなったこともありますが、町田市では 特別養護老人ホームの新規整備に対し市独自の補助をして施設整備を進めて来ました。2009 年度から 2018 年度までの 10 年間で、特別養護老人ホームの定員は 991 人増加し、待機 期間 1 年未満での新規市民入所率は 45.4%から 90.0%まで上昇しました。
(参考:町田市いきいき長寿プラン21-23 P.40より)
重太郎:きめ細かなサービスが期待できる地域密着型サービスですが、利用者が町田市民に限定される、小規模で多機能ゆえに事業者がなかなか参入してこないなどいくつか課題があります。市民の皆さまのニーズを伺いながら行政と“いきいき長寿プラン”のあり方を議論し、地域密着型サービスの普及に努めたいと思います。
(議会レポート2022年11月号より 執筆者:おぜき重太郎)
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